単身赴任中の夫へ、夕食用の冷凍弁当を月に2回ほどまとめて送っています。我が家の場合は、ごはんは夫自身が炊けるので、ほとんどが「おかずと副菜のみのお弁当」です。
そもそも、冷凍弁当の存在を知ったのは、おうちごはんというサイトで”MAYAさんの「冷凍弁当」に注目!遠く離れていても家庭の味を届けられるんです”という記事を拝見してからでした。
単身赴任中の夫にお弁当を配送するなんて、初めて知った時は驚いたのを覚えています。学生時代、父が単身赴任をしていたのですがその頃は冷凍弁当なんて聞いたこともなかったんですよね。母が足繁く父の赴任先に通ってはたくさんのおかずを作って冷凍して帰ってくるというのが当たり前でした。時代も変わったものです!
そんな我が家も、夫が単身赴任になり「冷凍弁当」を送ることに。最初は、「大変だな」、「面倒だな」と思っていたのですが、いざ作ってみるとさほど大変と思わずやりこなせています。
逆に、冷凍弁当作りは家族や家計にとってはメリットも大きいことが実際にやってみて分かりました。ということで、私が冷凍弁当を夫に送るにあたって、分からなかったこと、知りたかったことをまとめておきたいと思います。
単身赴任の夫に冷凍弁当を送るメリットとデメリット!冷凍弁当、意外と大変じゃない!?
冷凍弁当を実際に送るまでは「面倒で大変」という思いが強かったんですが、いざ作り始めると大して大変ではなく、メリットも多いと感じています。
どんなメリットかというと、我が家の場合は下記の通り。
fa-caret-right節約できている。まず食費に関してですが、単身赴任生活になると二重生活になり、夫が自炊をしないかぎり夫一人分の食費は割高になるはず。でも、冷凍弁当を送ると、外食やお惣菜の購入の必要性がなくなるため、夫側の食費は我が家の場合はかなり少ないです。
冷凍弁当を配送する配送料を踏まえても食費はかなり安く抑えられていると思います。ある意味節約です。
fa-caret-right食器を洗う手間が省ける。また、夫本人曰く、外食や市販のお弁当に頼る理由の1つが、食器を洗うのが面倒だから。この負担も、使い捨てパックを使った冷凍弁当の場合は心配ありません。
fa-caret-right夫の栄養面でサポートが出来る。そして何より、妻として心配なのが夫の健康ですよね。夫の場合は、これまで料理は一切して来なかったので、好きなものばかりの外食やお弁当購入になるのは明らかでした。そうなると心配なのが食事面での偏り。
そういった意味では、冷凍弁当を送ることで、魚やお肉、副菜など、本人の好みばかりではないため、偏りはある程度解消できます。
fa-caret-rightそして最後は、夫が妻や家族との絆を感じられる。単身赴任だと「何のために俺は働いてるんだ」とか「俺だけがなぜこんなに辛い思いをしなくてはならないのか」などといった、孤独感や寂しさ、仕事の辛さから偏った考えにたどり着いてしまいがち。そうなると、夫婦仲にも影響しかねません。
そんな時に「冷凍弁当」があると、妻の存在が感じられ、家族もサポートしてくれている、応援してくれていると実感しやすいのだそう。つまり、冷凍弁当の存在が家族の絆を保つのに役立っていることになり、これは個人的に最大のメリットだと感じます。
冷凍弁当作り、もちろんメリットしかないわけではありません。我が家が感じているデメリットは次の通り。
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- 冷凍弁当用の容器、真空パック機など、最初に少し費用がかかる
- 定期的な段ボール箱が必要
- 夕食作りにおいて手抜きできる頻度は少なくなる
- 夕食の献立が冷凍できることをベースに考えたメニューが多くなる
- 配送前になると冷凍庫がいっぱいになる
どうでしょうか。最初に必要なものを揃えるのに少しの出費と手間がかかります。そして、本来家にいないはずの夫の食事を作ることを考えると、単身赴任で予想される家事(夕食)の手抜き感は少ないように思います。(子どもと私だけなら、ラーメンでいっか!という頻度が少ないということ。)
基本的に家族の夕食作りと変わらないスタンスなので、夕食は冷凍できるおかずが多いくなっています。大好きなチャプチェなどは、冷凍おかずとしてはNGなため、なかなか夕食メニューの上がらなくなりました。これは少し寂しいです。
あとは、我が家は冷凍庫が少ないというのもありますが、配送前はお弁当で冷凍庫の2/3を占拠している状態。コストコで大量に買って冷凍というようなことはこの時期は出来ない状況です。
これらがデメリット。
メリット、デメリットを挙げてみましたが、いかがでしょうか。我が家の場合は、デメリットを認識しつつも、夫が寂しさで卑屈にならないことが最大のメリットのように感じています。w
家族を実感できるというのは、色々な意味でもリスクを防いでくれるような気がしています。
単身赴任の夫への冷凍弁当作り、必要なモノとは!?真空パック機はどこの!?
初めての冷凍弁当作りでは、最初にいくつか物を揃える必要がありました。この準備がよく分からず右往左往したので、私が使っている物をまとめておきたいと思います。
冷凍弁当作りにおいて必要なもの(私が使っているもの)は次の通り。
1つずつ、使っているものの紹介も含めて詳しくまとめておきたいと思います。
冷凍用お弁当作り、真空パック機はどこのを使ってる!?
まずは、必要なものの代表格がこの真空パック機。
お弁当の配送となると心配なのが液漏れ、そして腐敗ですよね。でも、真空保存することで鮮度の維持がある程度可能になるし、パックとしてシール出来るので漏れの心配も減ります。そのために必要なのが真空パックを作れる、真空パック機。
私にとってはリスクを軽減できるというメリットが大きかったため、即決で購入しました。私が使用しているのは、下記の「Kocokara 真空パック機 」というもの。
【価格】1万円台で購入(価格は要確認)
私は楽天市場で購入しました。今のところ操作も簡単で使い勝手は抜群、フル活用させていただいています。
この真空パック機、現時点で大手ショッピングサイトであれば取り扱いがあります。>>Kocokara 真空パック機を見てみる(楽天市場)、(amazon)、(Yahoo!ショッピング)
真空パック用の専用袋
【価格(参考)】2千円台(22x30cm 100枚セット 冷凍・電子レンジ対応)
上記の真空パック機を使うには、専用の袋が必要になります。私は真空パック機を購入した際にセットで購入したので、合う合わない気にせず楽でした。
ただ注意が必要なのが専用袋のサイズ。次に記載するお弁当用の容器のサイズによって、専用袋のサイズ選ぶ必要があります。せっかく容器を買っても、結局専用袋が使えなくては、真空パックに出来ません。
また、お弁当容器と袋がぴったりすぎるのもNG。余裕がないと、袋をシールできなかったりするので、余裕のあるサイズの袋が必要。このサイズの確認だけはしっかり行いましょう。
ちなみに、私が使っている袋は、次に紹介する容器に合わせて2タイプを購入しています。
下記のサイズの専用袋は当時真空パック機を購入したい際にプレゼントでついてきたもの。
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すでに1枚ずつカットされているのでとても楽な専用袋。たまたま私が購入した次に紹介する容器に合うサイズで、最もよく使っている袋になります。しっかりしていて頑丈です。
次に使っている袋は深めのお弁当容器を真空パックするための専用袋。
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このタイプは、1枚ずつキレイているわけではなく、必要な長さを切って使うタイプです。なので融通が利きやすいのがメリット。複数個のお弁当容器を使う場合は、幅さえ入るものであれば長さは調整可能です。
私の場合は、カレーやタレの多い食材に使用する、深めの容器で冷凍弁当を作るのですが、その際にこの専用袋を使用しています。
こちらの専用袋も大手ショッピングサイトで取り扱いがあるので、簡単に購入することが可能です。>>kocokara真空パック機用の専用袋を見てみる(楽天市場)、(amazon)、(Yahoo!ショッピング)
冷凍用弁当、お弁当箱(容器)はどこの!?
このお弁当箱(容器)はとても迷いました。我が家は、夫の洗い物が面倒という意見を基に使い捨てタイプにしたのですが、リアルな洗いまわして使えるお弁当箱を使用している方もいらっしゃいます。(参考)”MAYAさんの「冷凍弁当」に注目!遠く離れていても家庭の味を届けられるんです”
よって、お弁当箱については、ライフスタイルやお好み次第。使い捨ての場合はとても楽な反面、ランニングコスト(容器代)は多少かかりますし、単身赴任先ではゴミが増えるデメリットがあります。そんなデメリットを考慮して何が良いのかを考えると良いと思います。
使い捨て容器を選ぶ場合、容器選びで大事なポイントは、電子レンジ対応可能なものを選ぶということ。使い捨ての容器の中には、電子レンジ不可のものもあるので注意が必要です。
ちなみに、我が家が使っている容器は主に2つ。おかずのみがほとんどなので割とコンパクトサイズのものばかりです。でも、その方が嵩張(かさば)らず、送料が安く済むメリットがあります。
fa-caret-rightまず1つ目の容器は、副菜とおかずが入るお弁当容器、「中央化学 日本製 使い捨て容器 CT Lランチ おかず BK 身 50枚」(サイズ:22.3×2.3×14.3cm)をアマゾンさんで購入。
【購入価格】1千円台(50枚入)
日本製で電子レンジ対応のもの。蓋も販売されていますが、真空パックにするため蓋は不要です。シンプルにおかずに副菜という感じでコンパクトな印象。量的には少ないと感じる男性もいるかもしれません。>>中央化学 日本製 使い捨て容器 CT Lランチ おかず BK 身 50枚(amazon)
この容器に使用している真空パック用の専用袋は、先ほど紹介した22cmx30cmの袋です。>>真空パック用の専用袋
fa-caret-right2つ目の容器は、カレーなど汁やタレが多く出るもの用にシーピー化成さんの「カレー容器 BFカレー内6 黒 本体 50枚/62-1012-37」というもの。こちらもアマゾンで購入しました。まさにカレーライス弁当用のようなお弁当容器です。
【購入価格】2千円台(50枚入)
こちらも電子レンジ対応。我が家の場合は、ごはんは夫が炊けるので、カレールーのみを両方に入れたり、一方に煮込みハンバーグともう一方にクラムチャウダースープを入れてみたり。パスタを入れたり。色々と試しながら使っています。
汁ものやタレの多いおかずの時は深い容器は必須。それでも、真空パックにするため、タレや汁は容器の半分程度の高さまでにしています。>>カレー容器 BFカレー内6 黒 本体 50枚/62-1012-37を見てみる(amazon)
この容器には先ほど紹介した真空パック専用袋の28cmx500cmのロールをカットして使っています。>>真空パック用の専用袋
他にも使い捨ての容器は使っている会社によって色々なサイズが多々販売されています。ごはんも入れられる大きめタイプの容器もあるため、好みに応じて選ぶことが可能です。>>中央化学の使い捨て容器を見てみる(amazon)、(楽天市場)、(Yahoo!ショッピング)
マスキングテープとペン
これは冷凍保存に必要なわけではなく、お弁当を見分けるのに必要な物。冷凍してしまうと何が入っているか分からなくなるんですよね。
なので、真空パックをした後に、袋の上に上記のようなマスキングテープを貼り、メニューをペンで記載してから、冷凍庫に入れます。
これは夫が現地でお弁当を選ぶのにも便利。気分によって、どのお弁当にするか選ぶことが出来ます。
マスキングテープもペンも、100円ショップに販売されていますし、文具店でも容易に見つけることが出来ます。
冷凍弁当、配送はどうやるの!?宅配業者や料金は!?液漏れしない!?
我が家の場合は、ヤマト運輸さんのクール宅急便(冷凍タイプ)を利用しています。配送地域によりますが、我が家の場合は前日の集配で次の日に到着します。>>クール宅急便(ヤマトさん公式サイト)
他にも佐川急便さんの飛脚クール便(冷凍)もあります。>>飛脚クール便(佐川さん公式サイト)
我が家の場合はこの2択で迷ったのですが、結局ヤマトさんにお願いしています。理由としては、「自分の中で安心感が強いから」というシンプルな理由。
価格はクール便のオプション料も含めて考えると、佐川さんの方が多少安かった気がしますが、思った以上に差がなかったため、ヤマトさんの利用となりました。>>クール宅急便(ヤマトさん公式サイト)
配送でいつも気をつけているのは、しっかりとお弁当が冷凍させてから集荷をお願いすること。冷蔵品を冷凍させてくれるわけではないため、しっかり冷凍させたものを梱包して出しています。
冷凍弁当の送り出しルーチン
集荷希望日前日
時間帯を指定して集荷依頼をする
fa-arrow-down
インターンホンが鳴ったら急いで段ボール箱にお弁当を入れて、封をします。
我が家の場合は、集合住宅なのでインターホンが鳴ってから、実際に玄関のヤマトさんが到着するまで多少の時間があるんですよね。なので、その間に急いで冷凍庫から段ボール箱に移して梱包。
ヤマトさんに引き渡して、終了です!
たまに、まだ梱包が住んでいない内にヤマトさんが到着してしまい大慌てのときもあります。「すみません、今テープを張ることろなので、ちょっと待ってくだい!」と、少し待ってもらったこともありますね。この慌ただしさは冷凍便ならではかもしれません。
大きめの冷凍庫があれば、先に梱包しておいて、集荷まで箱ごと冷凍庫に入れてしまうのも1つの方法だと思います。
私はクロネコメンバーズというものに登録し、支払いをクロネコメンバカードの電子マネーを利用することで、10%割引というサービスを利用しています。(割引率はチャージ額による)
他にも色々な割引制度があります。>>お得な割引・サービス(ヤマトさん公式サイト)
配送用の段ボール、どうしてる!?
我が家の場合、オンラインショッピングをして届いた段ボール箱を再利用するか、スーパーなどの空き箱コーナーで頂いています。よって、段ボール箱は購入していません。
送料の関係で箱のサイズの理想が3辺合計60cm(60サイズ)までのものか、80cm(80サイズ)までのものが理想。大きくても100cm(100サイズ)まで。
サイズは小さければ小さいほど良い。なぜなら、送料が安いからです。
でも、60サイズだと2週間分(14個分)がちょっと厳しい時もあるので、ゆったり余裕をもって送ろうとすると80サイズが感覚的にベスト。
最初の頃はメジャーを持参し空き箱コーナーで測ったりもしていましたが、今はなんとなくサイズ感覚が分かるようになり、大体これくらいかなと思うものを頂いています。
以上が、「単身赴任中の夫への冷凍弁当作りについて」でした。離れて生活するのは、互いに自分の時間を持てるというメリットもありますが、家族と触れ合えないという大きなデメリットがあります。
そんなデメリットを少しでも軽減できる1つの方法として、冷凍弁当が活躍してくれています!